雇用期間が決まっている繁忙時の求人
期間工は名前の通り、一定期間に限って雇用される工員のことです。生産施設である工場は業種によっては繁忙期があり、その際は工場の設備を終日稼働させる形になるので必要な人員が足りなくなります。期間工は繁忙期の人手不足を解消する目的で雇用される臨時の作業員です。雇用期間は基本的に工場の繁忙期に準じているため、数か月から半年ほどの日数になります。
専門的な知識や技能は必要とされない
期間工はそのほとんどが単純作業の繰り返しなので、工場で働いた経験がない人でもすぐに仕事を覚えることができます。繁忙期は専門的な知識や技能を必要とする工程に通年雇用の工員を割り当て、製品の組み立てや仕分け、運搬などの単純作業は期間工に任せるケースが多数を占めています。また、繁忙期は生産量が増えることから、完成した大量の製品を効率的に選り分けるためにも増員が必要になるのです。期間工の求人では「誰にでもできる仕事」などの文言が使われますが、決して誇張した表現ではなく、就業時の説明をしっかりと聞いていれば仕事をやり遂げることができます。
従事する作業を選択できるケースについて
期間工に限らず、仕事の多くは会社側から指示された作業を行うのが普通です。しかし、場合によっては働く人の側から従事する作業の変更を求めることができます。過去に似たような作業を行ったことがあるなど、工場の仕事に従事した経験がある人はある程度の融通が利くケースもあると言えるでしょう。会社側は多くの場合、即戦力になる人員を求めているので慣れている作業なら優先的に従事させる傾向があります。
期間工は求人自体にはっきりした年齢制限はありません。しかし、体力が重要な仕事のため40代以降は求人に応募しても受からない可能性が高くなる傾向にあります。